引っ越しや転勤で定期券の区間変更はどうする?払い戻しで損しないベストなタイミング
引っ越しや会社の異動・転勤などで、通勤ルートがガラッと変わることは誰にでも起こり得ます。
そんな時、手元にある「まだ有効期限が残っている定期券」はどうすればいいのでしょうか?
実は、定期券には単なる「区間変更」という手続きは存在せず、正しくは 「古い定期券を払い戻して、新しい定期券を買い直す」 という処理が行われます。
この「払い戻し」の計算ルールを知らないまま適当な日に手続きをしてしまうと、数千円〜数万円単位で損をしてしまうかもしれません。
今回は、定期券の払い戻しに関する特殊なルールと、損をしないためのベストなタイミングについて解説します。
恐ろしい「月割」と、救済措置の「旬割」
通常の定期券の払い戻し(不要になったから解約するなど)は、「月割(つきわり)」 で計算されます。
たとえば、6ヶ月定期券を「2ヶ月と1日」使った時点で払い戻しをすると、端数の1日は切り上げられ「3ヶ月使用した」とみなされてしまいます。たった1日過ぎただけで、まるまる1ヶ月分の定期代が差し引かれてしまう恐ろしいルールです。
しかし、引っ越しなどに伴い「同じ鉄道会社で新しい区間の定期券を買い直す(区間変更)」場合に限り、多くの鉄道会社では 「旬割(じゅんわり)」 という救済措置の計算方法が適用されます。
「1旬(じゅん)」とは10日間のことです。
区間変更の場合は、「1ヶ月単位」ではなく「10日単位」で使った分を差し引いて払い戻してくれるため、月割よりも手元に戻ってくる金額が多くなるケースがほとんどです。(※鉄道会社によって規定が異なる場合があります)
損しないベストなタイミングは「区切りの直前」
旬割であっても月割であっても、共通する絶対的なルールがあります。それは 「端数はすべて切り上げられる」 ということです。
たとえば旬割の場合、1旬(10日間)ごとに計算されるため、「11日目」に払い戻しに行くと「2旬(20日間)使った」とみなされてしまいます。
つまり、11日目に解約するのも20日目に解約するのも、戻ってくる金額は全く同じなのです。
したがって、損をしないベストなタイミングは 「10日目、20日目、30日目などの区切りを迎える直前」 です。
引っ越し作業でバタバタしていると「落ち着いてから来週窓口に行こう」と後回しにしがちですが、その数日の遅れが次の「旬」や「月」にまたがってしまうと、数千円のマイナスになってしまいます。
引っ越し日が決まったら、自分の定期券の開始日から数えて「いつが区切りの日か」を必ず逆算しておきましょう。
新しい通勤ルート、本当に定期券を買うべき?
無事に古い定期券の払い戻しが終わったら、次は新しいルートの交通費について考えます。
「引っ越し前は定期券を買っていたから、新しい区間でも当然定期券を買う」と決めてしまう前に、少し立ち止まってみてください。
もし引っ越しを機にテレワークが増えたり、新しい路線の定期代が割高だったりする場合、そもそも 「定期券を買わずに都度払いにする」 方がお得になる可能性があります。
そんな新しいルートの損益を計算する時に便利なのが 交通費最適化アプリ『TeKeep!』 です。
TeKeep!に新しいルートの片道運賃と定期代、そしてカレンダーに出社予定の日を指定するだけで、
「いつ、どの定期を買えば(あるいは切符で済ませれば)一番安いか」 をアプリが全自動でシミュレーションしてくれます。
引っ越しは出費がかさむイベントです。新しい生活での交通費の無駄をアプリでなくして、賢く新生活をスタートさせましょう!